2011年6月9日木曜日

目には見えないもの

私達、スウィングステージのスタッフはショーの為にそれぞれの担当動物の
トレーニングを行います。

私、岡田が担当している動物はオウム・インコ・アヒルです。

その中でも現在ショートレーニングを行っているのは、オウムのブルート君。

目立ちたがりのお調子者。
それでいてとっても甘えん坊。
そんな性格なので、トレーニングで出来ないことが出来た時「よくできた!君は天才だ!」
なんて勢いで、褒め称え持ち上げると、ブルート君はウハウハと調子に乗って、どんどん芸をやりだします。しかも必要以上に(笑)。

動物トレーニングで最も大切なことは、その動物との信頼関係を築くことです。

関係を築く為に更に大切なことがあります。

それは、
その子、動物から好かれる事です。

もちろんこちら、人間が動物を好きになる事も大切ですが、人が一方的に好き好き♥
と思っていても、相手から、動物から好きの思いをもらえなければ、悲しい片思いで、
トレーニングをしようとしても伝わりません。
芸や望んでいる行動を動物がしてくれるのは、
ご褒美が欲しい、イコール大好きな主人に、その人に褒めてもらいたいからです。

好きでもない人に褒めてもらってもそこまで嬉しさにはならないようです。
また、いつもなら飛びついて食べるくらい大好きなおやつでも、
差し出されている手が、信頼関係のない人では、中々食べてくれません(>_<)
単純に餌で動いてくれる訳ではないんですねえ。
鳥だけではありません。



犬にも同じことが言えます。
オウム・インコと比べて、犬は性質的に主人に従順で、上下関係がしっかりしています。

従順という言葉だけ聞くと、主人の命令は絶対、と厳しい関係性にも聞こえますが、
やはり、根本的に大切なことは信頼関係なんです。

動物と関わっていると、何度も「会話ができればな~」なんて思います。
そんな中でも、動物と人間の間に、目には見えない信頼関係という一本の架け橋があれば、
言葉というツールがなくてもコミュニケーションは取れますし、言葉が無いからこそ
愛おしくも感じるものです。

                 スウィングステージ担当  岡田知世