現在、ヒグマのコウメ親子は、お母さんぐまが赤ちゃんを生み育てる為に用意された“産室”と呼ばれるお部屋で過ごしています。
冬の間は、飲まず食わずでこの部屋にこもって出産育児に専念するお母さんクマですが、赤ちゃんが2ヶ月くらいになり、気温も上がってくると、少しずつ、産室の外に出て、餌を食べ始めます。
産室の中は、寒くないようにワラが敷きつめてあるのですが、エサを食べる為には、産室から出なければなりません。
コウメ母さんは、自分が産室から出る前に、出入り口にせっせとワラを積み上げます。
子供達がうっかり外に転がりでないように、外から中が見えないように…せっせとワラをかき集め産室をガードした後、エサを食べに出ていきます。
ワラ積み上げ中。「母ちゃん何しよると?」
「これでよし!ご飯食べてこようっと!」
ワラの山を超えられない子供達は、産室の中でおとなしくお留守番しています。
3匹でお留守番。こんなじゃれ合いが喧嘩に発展するのは、クマも一緒…
だんだん険悪な感じに・・・ギャーッと声が出た瞬間に…
外で食事中のコウメ母さんですが、子供がちょっとでもギャーッと鳴こうものなら、大慌てで戻ってきます。
その迫力たるや…子供も逃げます。(笑)
「なにやってるの!!」
猛ダッシュで母ちゃん帰還。子供もキャーッ!。
…いきなりパンチされるかと思いました…(撮影者:上山談)
見ている私達も、何もしてないのに「ごめんなさい、ごめんなさい」と、言ってしまいます。
コウメ母さんの愛情に包まれ、子供達は今日も元気です。
上山和美




