2014年9月11日木曜日

シェパード犬「ハチロー」

Mrトーマです。

ブログの8回目を記念して(?)今回ご紹介するのは、シェパード犬「ハチロー」君です。
ハチローは、私にとっては特別な犬です。

私はもともと、クマのショーのトレーナーでした。
ある時、大きな心臓の病気で手術をして、クマのトレーナーを引退しました。
正確には、半年後に一応ショーにはさりげなく復帰したのです。
しかしその後、パートナーだったクマが高齢の為に引退して、私が取り残されました。

障害者手帳をもらうくらい大きな手術だったので、次のクマを訓練する許可はもらえませんでした。
クマどころか、自分で直接動物の訓練をするのもダメだと言われました。

そこで粘りました。
「体は必ず回復させます。
そして、どんな動物でも訓練期間が必要で、最低1年はかかるものです。
クマはあきらめます。シェパード犬を一頭導入させてください。
一年後には、何らかの形でお客様を楽しませる企画を作ります。」と。

これが通らなかったら、自分のアニマルトレーナー人生はおしまいだと思いました。
そして、私の願いは通じました。
 
2008年の12月25日。
ウルフカラーのシェパード「ハチロー」がカドリーにやって来た日です。
生後8か月たっていました。自分で言うのもなんですが、かなり優秀な血統の犬でしたから、
8か月で買い手がついていなかったのは奇跡です。
ペットならまだしも、シェパードは使役犬ですから、子イヌしか売れないというわけでもないのです。

名前はすぐに思いつきました。2008年のクリスマスに、8か月で出会ったから「ハチロー」です。
ちなみに、「ロー」と伸ばすのはしなやかな立ち居振る舞いが「イチロー」を連想させたからです。

そして約1年がたった時、園内の動物とスタッフでペアを作って、
人気投票をしようという企画が持ち上がりました。

私とハチローは、園内でフライングディスクをお見せしたり、
子供たちと輪投げをして遊んだりしたのがウケて、1位に輝きました。

次の年には、ハチローや他の犬たちとまた、ステージに立てることになりました。

そして、めぐりめぐって今、私とハチローはアニマリュージョン!に出演させていただいてます。

もしハチローがいなかったら、私はとっくに他の仕事に就いていたでしょう。
いや、今でも仕事が見つかっていなかったかもしれません。

そんな私を救ってくれたハチローは、もはや、警察犬と言うより、人命救助犬です。

ハチロー君の演技はぜひ、生でご覧くださいませ。


写真うつりには、定評があります。